
連想曲
(※創作用語です)
ある1つのテーマから複数のイメージを考えて2曲以上制作し、それらに共通の「音楽的要素(メロディー、リフ等)」や「作品的要素(世界観、ストーリー等」を入れることで、互いの曲を関連付けた曲。
・追憶
大切な思い出をいとおしく想う気持ちと、もう過去に戻ることもやり直すこともできない切なさを描写した楽曲。
・追憶の花火
ふいに見た花火から、過去のことを思い出す。
夏祭りや花火を無邪気に楽しんでいた幼少期を経て、いつしかそんな感情も消えてしまった。
あの頃のまま育っていたら、今とは違う人生を歩んでいたのだろうか...
花火に過去を投影して思いを馳せる。
・追憶の穂草
久しぶりにマスクを外して外を歩いた、ある秋の日。
草木のにおいや風の心地が懐かしくて、まるで昔ここにいたかのように思えた。
外の空気・色味・匂いを感じ、四季折々の植物や空を眺めることなど今はしなくなったからなのだろう。
家の中で画面を見てばかりの日常に、本当に満足しているのだろうか?
日が暮れるまで夢中になって遊んだ幼少期と、無機質に合理的に生きてきた今の自分との乖離…
草原の風に吹かれ、ひとりたそがれる。
・追憶の冬木立
雪がこびりついて今にも折れそうな細枝。
父の最期の姿と重なった。
闘病の末に骨と皮だけになった姿は、かつて一緒に暮らしていた頃とはまるで別人のようだった。
たった十数日前はまだ話ができたというのに。
一度離れて過ごした自分の十数日には、なんの意味があったのだろうか。
病棟で看取った最期の1日は、とても長く感じた。
弱音を見せなかった彼が、裏でこんなにも苦しんでいたかと知る。
僕があっという間に感じていたそれまでの1日1日も、彼にはどれほど長い苦痛の時間だったのだろう…
彼は「何もしてあげられなかった」と言っていたけれど、そんな事はない。
何の干渉もせず、
何の制限もなく、
何の癇癪も起こさず、
ただただ自由に生きさせてくれた。
一緒に居なくても、どこへ連れて行かなくても、
充分に与えられていた。
"自由"という恵みを。
その恩を受けていながら大成できなかった自分だけが悔やめばいい。
思い出は僅かだけど、
何も親孝行できなかったけど、
彼の生き方に敬意と感謝を伝えることが間に合ったから。
もう、何も話せなくていい。
もう、生きなくていい。
雪の落ちた裸木は、既に枯れ木となっていた。
枝から芽が出ることは、もうない。
冷たくなる前の彼の耳元でそっと囁いた。
(やっと、楽になれたね…)
自分もいつまでこうして生きていけるかわからないけれど、
あなたが最後まで心配してくれた想いを無駄にしないよう、生きていきます。
あなたのいない世界を。
・郷愁 ~香貫山の紅葉~
紅葉の季節。眺めている景色と故郷の景色を重ね、懐かしくもどこか寂しい気持ちに駆られている様子を描いた曲。
・郷愁 ~童心のかえり道~
大人になったある日の帰路。
踏切、河川敷、カラスの鳴き声、学校のチャイム…夕暮れ時の景色や音にひかれ、童心に返る。
・焚き火 ~枯れ枝爆ぜる心の嗚咽~
枯れ枝がパキッと音を立てて爆ぜるように、心が折れてしまった。
泣き言を言う相手もおらず、空虚に満ちた寒空の下、焚き火に身をよじる。
枝はやがて燃えつき煙は夜空に立ち昇り、残った灰は風に舞って消えていく。
・焚き火 ~安寧の宿~
路頭に迷い疲れた人の体と心を癒す、自然豊かで平穏な古民家。 いろりの温もりとパチパチ小気味よく爆ぜる音が、傷心を癒やす。
・スパイラル ~繰り返す過ち~
また同じ失敗を繰り返してしまう度に自分が嫌になる。
分かっていても起きてしまう負の連鎖と、それを止められない自分を嘆いた曲。
・スパイラル ~終わらない停滞~
凪のように穏やかな日々を尊ぶことができず、何も進まない・成長しない1日を迎えることに恐怖を感じる。
時がすり減っていき、停滞したまま1日が終わりに近づいていく焦り、強迫観念、「所詮自分はこんなものか」という諦め…
また今日も何も生み出せずに終わり、次の日へ続いていく。